

終の棲家リノベは『1階完結+外部メンテナンス性』が最強の選択
人生100年時代。60代を迎える頃、多くの人が考えるのは「終の棲家(ついのすみか)」です。
現役時代に建てた家はすでに築20年、30年を超えていることも多く、老朽化や生活スタイルの変化が目立ってきます。階段の昇り降りがきつくなったり、冬の寒さが堪えるようになったり。外壁や屋根のメンテナンス費用が重くのしかかることも少なくありません。
このタイミングで多くの方が悩むのが「建て替えるか、リノベーションするか」という選択肢です。
結論から言えば、2500万~3500万円のご予算があるなら、建て替えよりも“性能向上リノベーション”に投資する方が圧倒的にコストパフォーマンスが高いのです。
建て替えとなると、解体費用や建築確認申請費用、インフラの引き直しなど「見えないコスト」がかさみます。さらに新築住宅は現在、坪単価80万円を超えるケースも多く、延床30坪なら単純計算で2400万円。そこに外構や諸費用が乗ると3500万~4000万円を軽く超えます。
一方でリノベーションは既存の構造を活かすため、解体や基礎工事のコストを大幅に削減できます。その分を「断熱改修」「耐震補強」「間取り再編」「高耐久外装」に充てられるのです。
つまり、建て替えでは「新しい箱」を手に入れるに過ぎないのに対し、リノベは“暮らしやすさ+維持費の安さ”を手に入れられるという違いがあります。
終の棲家を考える上で、まず第一に取り組むべきは「生活動線のフルリニューアル」です。
60代までは階段の上り下りができても、70代80代になると次第に負担が大きくなります。将来の転倒リスクや介護のことを考えれば、1階に生活を集約させることが必須です。
たとえば、
主寝室を1階に配置する
トイレ・洗面・浴室を寝室近くにまとめる
LDKと寝室を回遊できる動線にする
このように計画すれば、生活がワンフロアで完結し、階段に一切頼らない安心な暮らしが実現します。さらに2階は「子世帯が帰省したときに使えるスペース」として残せば、無駄なく家全体を活用できます。
意外と見落とされがちなのが、外部メンテナンス性です。
外壁や屋根は放置すると雨漏りや構造劣化につながり、数百万円規模の修繕費が発生します。
終の棲家リノベを考えるなら、「将来の外部メンテナンスを極力減らす仕様に変えておく」ことが最大の節約になります。
具体的には、
屋根:瓦やスレートをガルバリウム鋼板にカバー工法で葺き替え → 30年近くメンテ不要
外壁:塗装ではなく高耐久サイディングに張替え → メンテサイクル大幅延長
雨樋:耐久性の高い素材+落葉除けネット → 交換や掃除の手間を削減
サッシ:樹脂窓や断熱窓に更新 → 結露・冷暖房費を削減し健康面にも効果
「あとで直す」のではなく「今のリノベ時にメンテ負担を先回りして解消する」ことが、長い目で見て一番のコストパフォーマンスとなります。
このご予算帯であれば、単なる表面的なリフォームではなく、本格的な性能向上リノベが可能です。
実際のプラン例としては、
耐震補強+断熱改修:地震に強く、冬も快適な家に
間取り再編:1階完結の動線+将来の介護対応を考慮
水回り一新:ユニットバスやキッチンを最新仕様へ
高耐久外装:屋根・外壁・サッシの更新で修繕費を抑制
内装刷新:バリアフリー床や段差解消で安全性を確保
建て替えなら「予算の多くが新しい構造体に消えてしまう」ところを、リノベなら暮らしの質と安心を直接高める投資に充てられるのです。
仮に築30年の延床35坪の家を例にします。
建て替え:解体+新築で約4000万円(外構・諸費用込み)
リノベ:耐震・断熱・間取り変更・外装更新込みで3000万円前後
差額1000万円。
しかもリノベ後は「1階完結の暮らし」「修繕費を抑えた外装」「光熱費削減」が実現するため、暮らしやすさと将来の安心までセットで手に入るのです。
家は「建てた瞬間が完成」ではありません。暮らし続けてこそ価値が見えてくる資産です。
階段に悩まされない安心感
修繕費に追われない経済的余裕
光熱費に苦しまない快適性
これらを一度に叶えられるのが、1階完結+外部メンテナンス性を重視した終の棲家リノベーションです。
2500万~3500万円という予算を、建て替えではなくリノベーションに投じることは、「これからの20年、30年をどう生きるか」に対する最も賢明な投資。
最後の住まいに選ぶなら、暮らしやすさと将来の安心を両立できるリノベーションが最強の選択肢です。